32 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/09/21(水) 00:06:37 ID:QipIr+2C 俺は月見上げる暇が有ったら里香を見つめることにしてる んで、目が合っては、見てないふりをするんだけど 目そらしたら里香がこっち向いてるかどうかわかんないんだよな 33 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/09/21(水) 00:21:25 ID:tGdpDfzB >>32 裕一、乙。いいですなあ。見詰め合うだけで会話が成立しているとは。 野暮ですが、こんな会話もいかがかな。 病院の屋上、就寝時間はとうに過ぎているが、僕と里香2人、月を見ていた。 「裕一」名前を呼ばれたので里香に顔を向けた。「なに?」 「なんでもない」ちょっとすねたような里香の返答だった。 あわてて月を見上げたりしている。 人の名前をよんでおいて、なんでもないなんて。 でもなんとなくうれしかった。そう、うれしかったんだ。 里香とこうやって二人きりで居られるんだぜ。 そのうち、里香の頭が僕の肩に乗ってきた。 様子を伺うと、里香がうとうととしていた。どうやら眠くなったらしい。 「部屋へ戻ろうか」体に負担がかかるのを心配して僕は言った。 「ううん、もう少し裕一の側に居たい。」 僕は顔を真っ赤にして、「そう」とだけ答えた。 今夜の月も綺麗な半分の月がのぼっていた。 35 名前: 32 [sage http://ranobe.com/up/src/up57561.jpg] 投稿日: 2005/09/21(水) 00:32:51 ID:QipIr+2C >>33 あああwそれ、いいなw 二人のラブラブ感とほどぼの感がにじみ出てていい感じだ おかげさまで今夜はゆったりとした気分でいい夢を見れそうです つまらないものですがSSのお礼です。目欄からどうぞ。 38 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/09/21(水) 01:07:04 ID:tGdpDfzB >>35 いえいえ喜んでいただけて光栄です。 しっかり画像、いただきました。可愛らしい里香にメロメロです。 454 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/02(日) 22:07:24 ID:G4a3Dzmj >>453 描いてくれ!三万!三万やるから!超肉たのむ!三万やるから! 505 名前: 非エロですが [sage] 投稿日: 2005/10/03(月) 23:56:34 ID:FDiHr9OD 「な、なんで!」 「そっちこそなんでここに居るのよ。こっち見ないで!」里香が叫ぶ。 僕は混乱していた。確かに受付で、「お二人でごゆっくりして下さい。」と言われたけど、混浴だなんて聞いてないぞ。 必死に二人分の旅行費を夏のアルバイトで稼いできたというのに、これじゃあまた里香に嫌われてしまうじゃないか。 わたわたとあわてて「オ、オレ、後でまた入りなおすわ。」と言って出ようとしたとき、「待って。」と里香に引き止められた。 「え?」と湯船に足をかけた状態で固まっている僕に里香がこちらを向かずに言った。 「ゆっくり温まらないと風邪ひくよ。」 「いいの?一緒に入ってて。」 「しょうがないでしょ。裕一、お風呂に入っちゃったんだし。」 「じ、じゃあ。」風呂の中に戻る。ちらりと里香の方を見る。一瞬だったが、胸元までバスタオルを巻いた里香の肌は桜色 をしていた。 「こっちジロジロ見ないで!」怒ったような、恥ずかしそうな声で里香が言う。 「ゴメン。」と言って里香がもたれている岩の反対側に同じようにもたれる。 「裕一はよく温泉に来るの?」 「あんまりこなかったなぁ。子供の頃何回か着た程度かな。里香は?」 しまった、と思った。お父さんや里香の病気で来られるはずはないのに、訊いちゃいけないことを訊いてしまったようで、 あわてて話題を変えようとした。 「あ、あのさ里香・・・」 「家族で何回か。」 「え?」 「温泉旅行のこと。」 「あ、そうなんだ。」 「湯治がてら、お父さんとお母さんと3人でときどき来てたなぁ。お父さんがいなくなってから、私が病気になっちゃった からは来なくなったけど。でも楽しかったよ。お父さんたら・・・」 それから里香の思い出話で花が咲いた。お父さんが手を合わせて水鉄砲にし、お湯のかけ合いをしたことや、お父さん の背中を洗ったとき、広く感じたことなんかを教えてくれた。 僕は子供の頃、泳いで他のお客さんに怒られて、親父と一緒に謝ったことなんかを話した。 話が途切れて、ふと上を見上げると、湯気越しに夜空が広がっていた。 「いい天気だね、里香。星が見えるよ。」 「本当だ。あ、裕一、あっちにはお月様も見えるわよ。」 里香の示す方を見ると、半分の月がのぼっていた。 556 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/04(火) 22:27:43 ID:nws3EDVQ とりあえず その…アレの時に胸の手術痕を気にする里香と、優しく「気にすんなよ」とか言う裕一が見たいわけで…。 はい、甘々エロ妄想でした〜♪ 557 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/04(火) 22:31:19 ID:IsM0SeLr 気にすんな、って言葉にするだけじゃ気にするだろ。 里香の好きなくちづけを胸にして行動で示すんだっ 567 名前: 556に触発されて [sage] 投稿日: 2005/10/05(水) 01:46:35 ID:/L0mShpp 僕達は、温泉から上がって、浴衣で部屋に戻った。 和室の部屋には、布団がもう敷いてあった。 大きな布団がひとつに枕が2つ並べて置かれていた。 ちょっと待ってください。確かに里香とは付き合ってますが、いきなりこれはないでしょう。 「ゴメン。仲居さんにもう一組布団を敷いてもらうように言ってくるね。」 「いい。」 「え?」 「裕一と一緒でいい。」 僕の浴衣の袖を握って、里香が言った。頬がほんのり桜色になっているのは、風呂上りのため だけじゃないと思った。 「あの、それじゃあ一緒に寝るってことになるんですけど。」何故か敬語になってしまう。 里香は何も言わない。ただすこし頷いただけだった。 灯りを消して、並んで横になる。右側に僕、左側に里香が寝た。僕は緊張しながら、里香の左手を握った。 すると里香が僕の右手を握り返してきた。 「里香」 返事はない。ゆっくりと里香の方を見る。里香が僕の方を見ていた。月明かりに照らされて、里香の瞳が うるんでいるように見えた。 そのまま顔を近づけて、くちづけをした。里香も緊張しているようだ。僕だってそうだ。初めてなんだから。 里香を不安させないように、僕が里香に重なるようゆっくりと姿勢を変えていく。 そして、里香の浴衣をそっと脱がせていく。腰紐をほどき、浴衣の前をはだける。 「あんまり見ないで。」里香が恥ずかしそうに言う。「手術の跡が。」 「そんなの気にならないよ。きれいだよ。」 本心だった。確かに胸の真ん中を分けるように、手術の跡があったけど、裸の里香も綺麗だった。 その跡をなぞるように僕はくちびるを這わせた。 「うン!」 里香がくすぐったいような声をあげる。 そして僕は里香の・・・ これ以上はこの板じゃまずいわな。あとは妄想で補完して下さい。 580 名前: 567=505 [sage] 投稿日: 2005/10/05(水) 08:14:18 ID:viAJMPG1 >>579 最初は非エロの後編を考えていたんですよ。こんな感じです。 部屋に戻ると、一人一人の布団があって、それぞれの布団に入るんです。 裕一は里香と一緒に旅行できたことにとても幸せを感じているんですが、疲れが出たせいか、 さっさと寝ちゃうんです。 で、里香は裕一からなにかアプローチがあると思って、目をつむり寝たふりをしてたんですが、 裕一が本当に寝ちゃったんで、一人どきどきしてたことがばからしくなり、「裕一のバ〜カ」とつ ぶやいた後、面と向かっては言えない感謝の気持ちを「ありがと」と寝ている裕一にいって眠り につきます。 翌朝、ちょっと不機嫌な里香と幸せ一杯だけど何故里香が不機嫌なのか分からない朴念仁の 裕一が旅館のチェックアウトをします。 帰る途中、一生懸命機嫌をとろうとしている裕一の姿に、思わず笑ってしまう里香と、なんとか 機嫌を取り戻した里香に安心する裕一は、次にどこへ行こうかと話し合うところでこの話は終 わりだったんです。 ショートストーリーは1レスに収めることと決めてたんで、ちょっと1レスに収まらないかなとも 思いましたし、556氏のレスもなんかよかったんでちょっぴりエッチな後編に変えました。 楽しんでいただけたら幸いです。 821 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 11:45:16 ID:3Nbx7BNd なあみんな、想像してみてくれないか?さっき気付いたんだが里香がもしウェディングドレスなんて代物を装備したら、それだけで兵器になると思うんだ。 みんなの頭の中では、何人ほど犠牲になりそう? 822 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 11:54:02 ID:iOZh65mE 軽く5桁はw 823 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 13:29:27 ID:QxVvpSD/ 自分はこれで犠牲になった http://images-jp.amazon.com/images/P/4840230595.09.LZZZZZZZ.jpg 824 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 15:43:36 ID:LA33C8S7 街一つ消し飛ぶぞ 825 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 15:49:48 ID:wejTl5AV 島ひとつ、の間違いだろww 826 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 16:03:39 ID:3Nbx7BNd オレの想像だと三重全域から岐阜・愛知・和歌山・滋賀・奈良の一部までが消失するって結論に至ったww 827 名前: みぞれ ◆52iqXyRJt2 [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 16:11:09 ID:c7lS2vA7 まさかまさか、そんなに被害が出るはずはありません。 精々世界人口の八割が吐血で病院に運ばれる程度ですよ。 828 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 16:36:00 ID:ZFZkE5rE 少なくとも日本は消滅するかな? 829 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 16:55:10 ID:wGesZLSf     |┃     |┃三    ,ィ, (fー--─‐- 、、     |┃.    ,イ/〃        ヾ= 、     |┃   N {                \     |┃  ト.l ヽ               l  ガラッ.|┃ 、ゝ丶         ,..ィ从    |     |┃  \`.、_    _,. _彡'ノリ__,.ゝ、  |     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     |┃三 `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ    <  話は聞かせてもらったぞ!     |┃.    |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ     |   人類は滅亡する!     |┃三  ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐'  ,ン       \____________     |┃      l     r─‐-、   /:|     |┃三     ト、  `二¨´  ,.イ |     |┃     _亅::ヽ、    ./ i :ト、     |┃  -‐''「 F′::  `:ー '´  ,.'  フ >ー、     |┃    ト、ヾ;、..__     , '_,./ /l 830 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 17:38:43 ID:wGesZLSf       ,.ィ , - 、._     、 .    ,ィィr--  ..__、j    ル! {       `ヽ,       ∧   N { l `    ,、   i _|\/ ∨ ∨   ゝヽ   _,,ィjjハ、   | \ つまり、ノストラダムスが予言していた事は   `ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ   > この事だったんだ!!      {___,リ ヽ二´ノ  }ソ ∠ 恐怖の大王とは、まさに里香の事を著していたんだよ!!     '、 `,-_-ュ  u /|   ∠       ヽ`┴ ' //l\  |/\∧  / --─‐ァ'| `ニ--‐'´ /  |`ー ..__   `´     く__レ1;';';';>、  / __ |  ,=、 ___    「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))    |  |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,|  , -,     ! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | |   | | .l / 〃 ))     l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj  7     | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\::  ::::|  ::l / 831 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 18:31:26 ID:LA33C8S7 そんなAAやめれ 832 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 19:04:16 ID:+eIGbAb+ MMR出動しないのぉ〜? 833 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 21:01:07 ID:3Nbx7BNd 「ようクソガキ」  夏目が部屋に入ってきたのは、式が始まる十分前だった。 「…っかし、お前にタキシードは恐ろしく似合ってねえな、戎崎よ?」 「ほっといてくださいよ…主役は俺じゃなくて里香なんですから」  そりゃそうだ、と夏目は笑った。  あんなに綺麗な里香がウェディングドレスなんてものを装備したら恐らく、兵器に近い魅力を出すだろう。 この続きを書いてくれる人、手ェ挙〜げて 834 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 21:43:12 ID:VLCWxtIk 「ところで夏目先生はなんで白衣のままなんですか?」 835 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 22:13:24 ID:ZFZkE5rE 「夜勤明けで急いで出てきたからに決まってるだろ。」 836 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 22:39:19 ID:YUyvr2Nt >>833こんな感じでどうでしょう 夏目は、よれよれの背広に、曲がったネクタイと、いかにも背広を着慣れない独身男性といういでたちだ。 「それより、もうちょっとましな格好できなかったんですか?」 「なに、お前にはこれで充分だ。里香には申し訳ないがな。そういえば、おい花婿、花嫁の姿、見てきたのか?」 「いいえ、まだ。披露宴で逢えるからいいかなって」 「馬鹿野郎、いいか、花嫁の衣装は花婿へのものでもあるんだぞ。花嫁の控え室に行って来い。」 夏目に背中を押され、控え室から追い出された僕は廊下で親戚の人達に挨拶しながら、花嫁の控え室の扉をノックする。 「はい」 と中から声がする。里香だ。 「オレだけど、入っていい?」 「あ、裕一、いいよ」 前を見ないように、俯いて扉を開ける。そして顔をあげる。 そこには女神が座っていた。白いウェディングドレスは緩やかなカーブを描き、床まで届いている。薄いベールが顔を 覆っているが、里香の美しさを隠すには至らない。いや、逆に乙女の恥じらいと言うか、奥ゆかしさをかもしだしており、 里香の美しさを引き立てている。手には黄色い花をモチーフにしたブーケを持っているのが、愛らしい。 里香の姿に感動して固まってしまった僕に里香が、 「なに?」 と問いかけてくる。 「・・・綺麗だ。」 と何の捻りも無い言葉が自然と口からこぼれ出ていた。 里香のベール越しの顔がすこし桜色めいたように見えたが、 「なによ、恥ずかしいじゃない、バカ。」 と早速言い返される。でもいい。本当に里香は綺麗だ。 それまで同じ部屋に居ることに全く気づいてなかったが、お義母さんが里香をたしなめ、僕に言う。 「これ、里香。旦那さんに向かって。あら、裕一さん、そろそろ式の時間じゃないんですか?」 「へ、あ、そ、そうですね。じゃあ、里香、また後で」 「うん」 里香の返事を聞いて、僕は控え室を出た。 つづきは誰かお願いします。 837 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 23:15:24 ID:LA33C8S7 >「これ、里香。旦那さんに向かって。あら、裕一さん、そろそろ式の時間じゃないんですか?」 最後急ぎましたね、ちょっとここが甘いかな? ・・と僕は口だけは達者な僕です。 >>836GJ! 838 名前: >>827 [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 23:16:54 ID:LA33C8S7 テレビ観ながら打ってたから打ち間違えた。 気にしないでください。 839 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 23:19:54 ID:3Nbx7BNd う〜ん…自分で振っておいてなんだが…ドキドキしちまったよ、GJ!! 840 名前: >>838 [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 23:20:32 ID:LA33C8S7 また打ち間違えた。 叩いてくれ、オレを叩いてくれ 841 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 23:53:11 ID:wGesZLSf 日記に書いてある10月30日のイベントってやっぱり http://www.mediaworks.co.jp/topics/050916_entama/index.php#evnt これのことか。 よく見るとちゃんとゲストの欄に名前あるね。 誰か、行く人レポよろ 842 名前: 836 [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 00:36:17 ID:ekXxwZ3r >>837 いやいや、鋭い指摘サンクスです。まだまだ精進が足りないなあ。 >>839 楽しんでいだだけましたか?里香のウェディングドレス、山本先生 描いてくれないかなぁ。 843 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 00:59:36 ID:QuMF5smc 当然、式が始まって10分後に発作が 844 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 01:06:37 ID:RSUxRwfX あれだな?里香のあまりの魅力に男性陣の股間が発作を起こすんだろ? 845 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 01:08:48 ID:QuMF5smc 「里香!」 それは突然のことだった。彼女がその表情をゆがめるのと、体の力が抜けるのと 846 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 01:35:35 ID:QuMF5smc 長椅子に座ったまま、ほかにすることもなかった。 「大丈夫ですよ、こんな幸せなときに」と、お母さんが 僕は里香を失いたくなかった。僕たちはまだ、やっと花見に行っただけで、まだ海だって 847 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 01:39:30 ID:ekXxwZ3r 「大丈夫、私は大丈夫だから」 だが、里香の様子は明らかにおかしい。 里香を抱きしめていた僕だったが、夏目が横から割って入った。 「どけ。邪魔だ。」 そういうと里香の脈拍をとり、瞳孔反射を確かめ、 「救急車を呼んでくれ。」 と式場のスタッフに言った。 「里香!里香!」 「大丈夫、私なら大丈夫」 そう呟く里香の声がだんだん小さくなっていく。 披露宴の会場内は騒然となった。 やがて大広間の扉から救急隊員がキャスターを押しながら入ってくる。 ゆっくりと里香を乗せ、会場からでていこうとする。 「戎崎、お前も来い。」 夏目がいった。 「お前の女房だろう。だったらついてこい」 「はい」 僕は駆け出し、里香の手を握りながら走った。 「大丈夫、大丈夫」 里香がうわごとのように繰り返している。 「わかってる。わかってるよ。」 僕はそういうしかなかった。 書いてて鬱になったのでここまで。誰かハッピーエンドを書いて〜。 848 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 01:44:24 ID:9xLDaQyL リバーズエンドの一巻読見終わったんだけど なんか中途半端だけどこの後面白くなるの? 849 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 01:54:20 ID:RSUxRwfX  里香が搬送されてからすでに、何時間たっただろう。手術中の灯りはまだ消える気配を見せない。 「……里香」 「大丈夫ですよ、裕一さん…あの子は簡単には負けませんよ」  そういうお義母さんの肩は、小刻みに震えていた。そうだ、僕が里香を信じてやらなきゃいけないんだ。 里香は大丈夫って言っていた。なら、それを信じてやろう…。  プツン、と音を立ててランプが消えた。心底くたびれた顔の夏目が出てくる。 「あの…夏目先生、里香は…?」 850 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 01:54:25 ID:3mMi6Lpj 一巻よんだだけで中途半端ってそりゃ、まだ話の途中だからしかたないんじゃないのか? 一度読んだんだ、最後まで読むがいい。もう2度とよみたくなくなるぞ。 切な過ぎて 851 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 02:14:13 ID:RSUxRwfX 「ん?ああ、別に大した発作じゃねえよ。命に別状はない」 「…ならなんでこんな時間かかったんですか?」  大したことないなら、鎮静剤の投与で事足りるはずだ。なのに、なんでこんなに…? 「発作は大したことない、が…別に大したことがあるってわかっちまってな…」  まさか心臓以外にも病が発見されたのでは、と僕は不安になった。 「里香な…妊娠してんぞ?もうすぐ二ヶ月ってとこだな」  …はい? 「今回のは胎児がいる状態に慣れてなかったから起きた発作だ。精々大切にするんだな」  …里香が、妊娠?確かに初めての時は付けなかったけど、マジかよ…。 「…裕一さん?」  ああ、お義母さんがスッゴい笑顔で僕を見てる…なんか後ろに黒いオーラが見えるのは気のせいだと、思いたい…。 852 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 02:14:38 ID:T4duA9Wx 2度と読まないなら俺にくれよ 853 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 02:44:47 ID:0RE+lggL >>851 おお、ハッピーエンドだ。GJ 男の子として、ちゃんとやることはやってたのね。戎崎クン。 ただ、里香の体のことを考えると、やっちゃうかなぁ? 854 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 02:48:59 ID:3mMi6Lpj 僕は里香の体のことを考えてやるのはちょっと、と考えていた。 けど、里香がどうしてもっていうから…… 855 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 02:50:29 ID:RSUxRwfX いや…確かに里香の体のことも考えたけどさ 倒れた状態から安直なハッピーに持ってくにはこれしかなかったんだよ エロ紳士(自称)でスマソorz 856 名前: 裕一 [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 02:57:48 ID:+ghGgrQK 里香を・・・死なせはしない!              ゚・ *:.。. * ゚                    +゚                。 .:゚* +                   ゚                  ゚  /ヾー、                     r!: : `、ヽ                    l:l::..: :.|i: 〉                    ヾ;::::..:lシ′                       `ー┘ 857 名前: 裕一 [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 03:03:27 ID:+ghGgrQK 別にアニメが「あいつ」かもしれないからというネタではない。 里香を救いたいという裕一が奇跡を起こす、という意味を持ったネタであると一言。 858 名前: 851 [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 03:20:18 ID:0RE+lggL >>855 前言撤回。 安直だなんて、そんなことないですよ。裕一と里香の愛の結晶ですから。 夏目も近くにいてくれそうだし、二人の幸せを考えると、あの条件下では すばらしいハッピーエンドですよ。 859 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 07:39:15 ID:iXEh3SIG 結婚式ネタはありそうじゃないか? 「私……結婚式やってみたいな…」とか里香が言って 裕一が亜希子さんに相談、借りてきたウェディングドレスでいわゆる結婚式ごっこみたいな もちろん夏目が神父役 860 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/16(日) 07:51:30 ID:6+MMfYYX >>859 で、夏目に「なんでそんなオママゴトに」とか言われて断られる。 そのとき、謎のマスクマンが現れて、「お困りのようですね。私が神父役をしてあげましょう」 と世・・・謎のマスクマンがたどたどしく神父役を務めるのでありました。 327 名前: no title NO.1 [sage] 投稿日: 2005/11/10(木) 21:26:27 ID:diomh0CV 「それでさ、司のヤツ深夜に出歩いてたら、お巡りさんに見つかって、補導されたんだよ」 懐かしい、司の笑い話を里香に話した。僕の隣に座ってる里香は、クスクス笑った。 「補導なんかされて、司くん大丈夫だったの?」 「それがさぁ、あの図体だろ?いろいろ怪しまれて、開放されるまで二時間もお説教だって」 言って、僕は笑った。里香も笑った。 お腹を押さえて、ひーひー言いながら大声で笑う。僕と里香の声が病室に響いていた。 笑っていると突然、里香が思い出したように言った。 「あ、司くんといえば、来週みゆきちゃんとデートするらしいよ」 僕はしばらく理解ができず、茫然とした。司とみゆきがデート…なんだ、あいつら結構進んでるんじゃん。 「へぇ…司がねえ。なんかアタフタするのが目に浮かぶよ…」 それでまたおかしくなって、笑った。しかし、里香は笑わずに、真剣な眼差しで僕を見ている。 328 名前: no title NO.2 [sage] 投稿日: 2005/11/10(木) 21:29:09 ID:diomh0CV なに、と僕は聞いた。 「裕一は、私と…その、デートするならドコに連れていってくれる…?」 ちょっと頬を朱に染めて、恥ずかしそう里香は呟いた。 デート…里香とデートかぁ…。もうすぐ桜の花も咲くし、お花見なんていいよなぁ…。あ、思いきって名古屋まで行こうかな…名古屋なら僕の小遣いでも、それにもしかしたら里香と、その…あんなことやそんなことになるかも…。 いかん、なに変な妄想してるんだ、戎崎裕一。また里香に気持ち悪いとか言われるぞ…でも里香とそういうことになったら…。 いつか亜希子さんに正座させられた時のように、僕は妄想に励んでしまった。 ふと気付けば、隣に座ってる里香が、険しい表情で僕を見ていた。ああ…そんな眼で僕を見ないでくれよ…。 「…気持ち悪い。ニヤニヤしながら私を何回も呼ばないでよ」 やばい…。どうすればこの状況を切り抜けられるんだ…。 329 名前: no title NO.3 [sage] 投稿日: 2005/11/10(木) 21:31:29 ID:diomh0CV 「どうせ、またやらしいこと考えてたんでしょ」 はい。考えてました…。 心の中では言えても、口に出せる訳ない。 追い詰められた僕は、やらしい部分をかいつまんで白状することにした。 「えっと…里香とデートに行ったら、服でも買ってあげようかって考えて…んで、可愛い服を着た里香を想像(妄想)したら、あの…夢中になっちゃいました…」 我ながら、なんて情けないんだ。結局里香を妄想してたって認めてるし…。 「あの、ごめん」 「裕一のバカ」 罵られた。謝って、きっかり一秒後に罵られた。 「帰る」 ちょっと落ち込んでいると、いきなり立ち上がり、里香が歩き出した。 「ちょ…待って!」 「裕一、気持ち悪いんだもん」 「いや、だって!それは!」 慌てて追いすがったら、急に里香がこっちを向いた。 「頭の中のあたしは、そんなに可愛いかった?」 ニヤリ、と笑う。 「あ…その―」 330 名前: no title NO.4 [sage] 投稿日: 2005/11/10(木) 21:34:31 ID:diomh0CV ああ、告白して浮かれてたけど、今再認識した。里香は、マジで性格悪いんだよな。洒落にならないくらい。ああ、なんか腹立ってきた。だが、怒りと同時に、諦めの感覚も浮かんだ。 「本当に幸せだって思えるくらい可愛いよ」 正直な思い。僕は里香が側にいれば、それだけで幸せだと思える。 「…バカ」 僕の言葉に、里香は照れてしまった。頬を朱く染め、うつむいている。 「バカでもいいよ。だって、里香のことが好きだから」 好き、と言葉にするのは、とてつもなく恥ずかしかった。でも、言いたかったから、僕は言葉を発したんだ。 こっちおいで、と里香を手招きする。里香はうつむいたまま、僕の隣に腰を下ろした。 「ごめんな、里香」 僕は里香を抱き寄せ、おでこに軽くキスをした。顔を離すと、上目使いで僕を見ている里香と目が合った。 331 名前: no title NO.5 [sage] 投稿日: 2005/11/10(木) 21:39:47 ID:diomh0CV 「…裕一」 「里香」 お互いの名を呼び、顔を再び近付ける。今度はおでこじゃなくて、ちゃんと唇にキスをした。 数秒後、ドアがガラッと音を立てて開いた。 「裕い……わ」 「裕ちゃ………あ」 司とみゆきが立っていた。ドアを開けた状態で、呆然としている。里香から離れ、僕は思いきり、それこそ三重県中に響くほど叫んだ。 「お前ら、なに勝手に入ってきてんだよ!!」 そして、みゆきも叫んだ。 「だって裕ちゃんがそんなことしてるなんて思わないもん!!」 「そ、そうだよ」 「だからって、ノックもしないで入ってくるなよ!!」 「でも!!」 そんなことを叫びあっていたら、バタバタと足音が近付いてきた。 「こらガキ共、なに騒いでるんだい!ここは病院だよ!」 亜希子さんの一言で、僕らはピタリと停止した。 「里香はいいとして、三人ともロビーにきな。三時間正座だよ!」 「え、あたしもですか!?」 「当たり前だよ!」 ああ、そういやみゆきは亜希子さんの怖さを知らないんだっけ。流石に司は震えてるけど。 「頑張ってね、裕一」 里香の声を背に受け、僕たち三人は、拷問へと歩みだした…。 fin.         | :. .:|   /  l       、      :l  l: :|\ハ: ハ          レ|:  | /  ̄ |       !:.     l: : : ト| ー } |           |: . l | ' ̄ヒぅ|   l    :.:..   l:  .:| /レ j: / {          VヽN ` ー jハノ \|:  :.:.|:. l:.:.ハ:.:./レ ノ ノ /. :ト  もう全部蟲の仕業ですな               |     l     ヽ/ソトハレ  ン   ´ ノ〃 |               l    l               fl : ..  |              l   ヽ  _            l |ハ/|ノ_                、                     | 7 |               ヽ         _      /     /  l              ,.. -─‐`‐-、ヽ二二二ノ    /    / 856 名前: 風の谷の名無しさん@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2006/02/07(火) 01:48:31 ID:qxb2SC50                  _   __  /::::|         ィ=、----v'::::;⊥--ヘ:::::::::::ヾ/;>―‐、        / :}` ̄:> '´   メ |:::::\::|^ ̄⌒ヽ .:.ヽ .      /  ト、//     '´  \__:::::| :.  .    ::| .       |  i/ ./ .// ,、}r、      /:∧::..  :.   ::| .      |  / ./ :/.;'  トヘi'ヘ  :| .|. \::ヘ:::. ::.   :|          ヽ. | .:| |:| :|:| !   .|:| :| || |:.|::::| ::. ::::  .:|          | | | |:| :||!:.:|.   |:| :|:.小::j!:ハ;ハ :: :.:::.i. .:|         | ヽ:|ハハ:||\!  ,_jハィ升:jメハ/Y゙| :: :::::'.  | .          |  `ヽli. '=-   ┴`-' /j/ハ| ::: ::' : :| 里香より私のほうがいい女でしょ .         |!: | :|:!.    ,    u ,ニ.イ i:| :::.,' : .:|     /〉         ハ: | /i:\.  ャー-、   / |::ノ.:.リ:::/ .:.::/      /./7          / :| レァ:、_ >、ー ',. イ ,ノ7!_;j/. .::::i|    /-'./―;、 .        /  レ' {      ハ「   ,/  / ..: .:::::/|     | 〈:r! ノ,ハ        / /  〈       !   ̄   / .:   .::::/: |     _|.  } ^ドr'′       /   .::| ..:::  o:i^!..  ,.イ .:  __;人_:|   _ノ `ー-::イ     _,/      :. :.|..::  <ヽノ/ o ̄ | :  /    ____〉 厂L __ _,人 .  /        ;、_/    //ヽニ>   |...: | ./   } | :|   〉  〉   \     __/::/     ://     __r' . :_丿/    {  | :|  :/  /    |ヽ ー '´ {./     :`′   /:r一'´  /      ヽ,j | .'  /    | :.   .:.:.{:... . . .:. :    ヽ{     く         /  :|    /    ヽ :.:.:.:.   ヽ:.:.:.:.:.:.. ::        :.:.:レ1: :.   /      |